(6)むなしい言葉に惑わされてはなりません。これらの行いのゆえに、神の怒りは不従順な者たちに下るのです。(7)だから、彼らの仲間に引き入れられないようにしなさい。(8)あなたがたは、以前には暗闇でしたが、今は主に結ばれて、光となっています。光の子として歩みなさい。(9)――光から、あらゆる善意と正義と真実とが生じるのです。―― (10)何が主に喜ばれるかを吟味しなさい。(11)実を結ばない暗闇の業に加わらないで、むしろ、それを明るみに出しなさい。(12)彼らがひそかに行っているのは、口にするのも恥ずかしいことなのです。(13)しかし、すべてのものは光にさらされて、明らかにされます。(14)明らかにされるものはみな、光となるのです。それで、こう言われています。 「眠りについている者、起きよ。 死者の中から立ち上がれ。 そうすれば、キリストはあなたを照らされる。」 (15)愚かな者としてではなく、賢い者として、細かく気を配って歩みなさい。(16)時をよく用いなさい。今は悪い時代なのです。(17)だから、無分別な者とならず、主の御心が何であるかを悟りなさい。(18)酒に酔いしれてはなりません。それは身を持ち崩すもとです。むしろ、霊に満たされ、(19)詩編と賛歌と霊的な歌によって語り合い、主に向かって心からほめ歌いなさい。(20)そして、いつも、あらゆることについて、わたしたちの主イエス・キリストの名により、父である神に感謝しなさい。
(21)キリストに対する畏れをもって、互いに仕え合いなさい。(22)妻たちよ、主に仕えるように、自分の夫に仕えなさい。(23)キリストが教会の頭であり、自らその体の救い主であるように、夫は妻の頭だからです。(24)また、教会がキリストに仕えるように、妻もすべての面で夫に仕えるべきです。(25)夫たちよ、キリストが教会を愛し、教会のために御自分をお与えになったように、妻を愛しなさい。(26)キリストがそうなさったのは、言葉を伴う水の洗いによって、教会を清めて聖なるものとし、(27)しみやしわやそのたぐいのものは何一つない、聖なる、汚れのない、栄光に輝く教会を御自分の前に立たせるためでした。(28)そのように夫も、自分の体のように妻を愛さなくてはなりません。妻を愛する人は、自分自身を愛しているのです。(29)わが身を憎んだ者は一人もおらず、かえって、キリストが教会になさったように、わが身を養い、いたわるものです。(30)わたしたちは、キリストの体の一部なのです。(31)「それゆえ、人は父と母を離れてその妻と結ばれ、二人は一体となる。」(32)この神秘は偉大です。わたしは、キリストと教会について述べているのです。(33)いずれにせよ、あなたがたも、それぞれ、妻を自分のように愛しなさい。妻は夫を敬いなさい。