キリスト教信仰について |
Q1.聖書はどのような書か? |
Q2.聖書は何を教えるか? |
Q3.その福音とは? |
Q4.神はどのような方? |
Q6.教会とは? |
Q7.礼拝とは? |
Q8.聖礼典とは? |
Q9.バプテスマ(洗礼)とは? |
Q10.聖餐とは? |
昭和24年3月 日本基督教団「信仰問答」日本基督教団信仰職制委員会より |
聖書は神がそのみ旨を啓示するために与えたもうた神の言葉であって、預言者と使徒が御霊にみちびかれて書き記したものであり、教会がこれを聖典として受け入れ、信仰と生活との唯一の規範としたものである。 |
旧約は律法と預言とをもってイエス・キリストを証しし,新約は、その成就としてイエス・キリストの福音を告げ知らすものである。 |
福音とは喜ばしい音ずれの意味であって、神がイエス・キリストによって救いの恩寵と真理とを掲示したもうたことである。 |
神は永遠から永遠にわたって生きたもう唯一の霊なる主である。神は聖であると共に愛であり、義であると共に憐れみにみち、全知全能のみ手をもって万物を創造し、くすしき摂理のうちに正義と慈愛のみわざを行ないたもう。 |
代々の教会は聖書にしたがって、父・子・聖霊である三位一体の神を告白してきた。父なる神を啓示するのはみ子キリストであり、イエスを主キリストであると証しするのはわれわれの内に働きたもう聖霊である。 |
教会はキリストの昇天後、ペンテコステにおける聖霊の活動によって地上に形成された聖徒の群れである。それはキリストを基として、使徒の伝統を保ち、歴史を貫いて今日に至った。教会はキリストを頭とする彼の体であって、聖徒は各々その肢(えだ)として、共に礼拝を守り、互いに愛の交わりをなすべきものである。教会は救いに欠くことのできないものであって、聖書に基きこれに従って福音を宣ベ伝え聖礼典を執り行い、キリストのみ業を受けつぐものである。 |
救い主の執り成しによって、主にある兄弟姉妹とともに、一つ所につどい霊と真とをもって、父・子・聖霊なるひとりの神を拝し、神と交わり、神の栄光をあらわすことである。讃美・聖書朗読・祈祷・説教・聖礼典・献金等をその内容とする。 |
聖礼典は、聖書に記されているように主イエスが定めたもうたもので、見えざる恩寵の見ゆる徴として、代々の教会がつねに守って来たものである。それは福音の奥義を具体的な形をもって示すものであるから、これによってキリストの教会であることが証される。バプテスマと聖餐とがそれである。 |
水によって行なう聖礼典であって、父と子と聖霊のみ名によって授けられる.。福音を信じ悔い改めてこれを受ける者は罪の許しと新生とを与えられ、キリストの死と共に古き人に死に、彼の復活と共に新しき人によみがえらされるのである。その新しき人はキリストの体の肢となって、教会に加えられ、キリストによる救いを確かにされる。 |
パンとぶどう酒とによって行なう聖礼典である。これは主イエスのみ旨に基づき、その苦難をつねに新しく想起しつつ、主の再来の時まで守り続けてゆくのである。われわれはこれによって主の体と血とにあずかる。信仰をもってこの聖礼典にあずかる者は、聖霊により、キリストと一体になり、その生命にやしなわれ、教会の交わりを堅くするのである。 |