The Adoration of the Magi(三博士の礼拝) Filippino Lippi 1496

占星術の学者たちが訪れる

 

マタイによる福音書1章1〜7節

(1)イエスは、ヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになった。そのとき、占星術の学者たちが東の方からエルサレムに来て、(2)言った。「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。」(3)これを聞いて、ヘロデ王は不安を抱いた。エルサレムの人々も皆、同様であった。(4)王は民の祭司長たちや律法学者たちを皆集めて、メシアはどこに生まれることになっているのかと問いただした。(5)彼らは言った。「ユダヤのベツレヘムです。預言者がこう書いています。
(6)『ユダの地、ベツレヘムよ、
お前はユダの指導者たちの中で
決していちばん小さいものではない。
お前から指導者が現れ、
わたしの民イスラエルの牧者となるからである。』」
(7)そこで、ヘロデは占星術の学者たちをひそかに呼び寄せ、星の現れた時期を確かめた。(8)そして、「行って、その子のことを詳しく調べ、見つかったら知らせてくれ。わたしも行って拝もう」と言ってベツレヘムへ送り出した。